Windowsが起動しなくなったPCからファイルを救出する方法

くにまりです。

以前PCが壊れてWindowsが起動しなくなってしまったことがあり、そのときにHDDの中に入っているファイルを救出したのでメモも兼ねて書いておきます。

簡単な流れとしては、

  1. 別のPCでUbuntuをUSBメモリの中にインストールする
  2. Windowsが起動しなくなったPCでUbuntuをUSBメモリから起動する
  3. ファイルを救助する

こういったながれで救出していきます。

救助できる条件・前準備など

この方法が使えるのは、

  • Windowsが起動しなくなってしまったPC
  • HDD自体は壊れていない
  • 電源自体は入り、BIOS画面に進むことができる
  • USBメモリと、インターネットが使える別のPCがある

以上の条件が揃っている中で、

  • USBメモリ(4GB以上)
  • 救出用の外付けHDD
  • インターネットに繋がった別のPC

が必要です。

救出用の外付けHDDが無くても、Ubuntuでインターネット接続ができるので、GoogleDriveやMegaなどのクラウドドライブを使えば、とりあえず重要なファイルだけは救助することができます。

また、インターネットが繋がった別のPCに関しては、近くのネットカフェに寄ってブート用のUSBメモリを作るという方法で代用することもできます。

方法

1. Ubuntuのダウンロード

まずはインターネットが繋がった別のPCを立ち上げ、Ubuntuをダウンロードします。

赤枠で囲った、Ubuntu 17.04(記事執筆時点の最新バージョン)のISOイメージをダウンロードします。

1.3GB近くあります。

2. UbuntuをUSBメモリにインストール

次に、UnetBootinというフリーソフトで、USBメモリの中にUbuntuをインストールします。

まずはインストールするUSBメモリを、パソコンに差し込んでください。

次に、UnetBootinをダウンロードします。

この中のunetbootin-windows-657.exeをクリックし、ダウンロードします。

ダウンロードしたらこのexeファイルを開いてください。Unetbootinが起動します。

①ディスクイメージ 横のチェックボックスをクリックします

②横の…ボタンを押します

③先ほどDLしたisoファイルを選択します

④開きます

⑤タイプから「USBメモリ」を選びます

⑥書き込むUSBメモリのドライブを選択します(コンピュータから確認できます)

⑦OKで書き込みが始まります

書き込みが始まります。USBメモリを抜かないようにしてください。

この画面になったら終了です。安全な取り外しをしてUSBメモリを抜いてください。

3. PCのBIOS画面に入る

ここまできたら、起動しなくなったPCで作業をします。

まずはPCのBIOS画面に入ります。起動中、メーカーロゴが表示されているときに特定のキーを押すとBIOS画面に入れます。入るためのキーは以下のとおりです。

引用: http://www.brain-network.ne.jp/example/example11.html

  1. 富士通 : 「F2キー」
  2. NEC : 「F2キー」
  3. 東芝 : 「F2キー」 または 「ESC」キーを押しながら起動 → メーカーロゴが表示されたら「F1」キーを押す
  4. Lenovo(IBM)   「F1」キー
  5. HP(Compaq)  「F10」キー
  6. Dell         「F2」キーまたは「Ctrl+Alt+Enter」キー
  7. 日立        「F2」キー
  8. Panasonic    「F2」キー
  9. Sharp      「F2」キー
  10. ASUS 「F2」キー
  11. ソニー : 「F2キー」 を押す
  12. 自作機・パソコンショップPCなど : 「Delete」が多い

ASUS→「Del」キー
Intel→「F2」キー
Giga-byte→「Del」キー
ESC→「Del」キー
ASROCK→「F2」キー
MSI→「Del」キー

今回Ubuntuを起動するPCは東芝製です。東芝製の場合、TOSHIBAの文字が出ているときにF2を押します。

矢印キーで「Advanced」→「Change Boot Order」→

USB Memoryが上になるように、F7キーを押して変えます。変更できたらEnterを押します。

最後にF10キーを押すと保存して終了となります。

4. UbuntuをUSBブートする

USBメモリを指して起動すると、Unetbootinのブート画面が起動します。この中の3番目、「Try Ubuntu without installing」を選んでEnterキーを押します。

ちょっと待つとUbuntuの画面が表示されます。

5. ファイル操作

ここまできたら、あとはファイルを救助するだけです。外付けHDDをつなげると自動で認識してくれるはずです。

内蔵のHDDは、左のアプリランチャーの上から三番目、ファイルのアイコンを押して左メニューから「○GB Volume」をクリックすると開くことが出来ます。

このように内蔵HDDから外付けHDDにコピーすることができます。

もし外付けHDDが無くても、インターネットが繋げられる環境だったら、内蔵されているFirefoxでファイルをクラウドストレージにアップロードすることができます。

Wifiの場合、右上のWifiマークを押すと接続できるアクセスポイントが表示されるので、この中から選ぶとパスワードの入力が求められます。

インターネットに接続したら、横のランチャーからFirefoxを開き、Google Driveなどにバックアップすることができます。

一通りファイルの救出が終わったら、右上歯車マーク→Shutdownからシャットダウンして終了してください。

 

これでひとまずのファイル救出は終了です。

 

ファイル救出が出来ない場合は?

もしこの方法で行って、HDDが認識できなかった場合、HDD自体が故障している可能性があります。この場合はUbuntu上からのファイル救出が不可能なので、できるだけ早くファイル救出サービス等で対処する必要があります。

もしPCの中からHDDを取り出せる場合は、SATA-USBケーブルを使って、正常なPCで外付けHDDとして認識させることができます。この場合も、読み込めなかったらハードの故障なので、修理サービスが必要になります。


今回の手順で作ったUbuntuをインストールしたUSBメモリは、持っていればいつか役に立つ時が来るので、PCが正常なうちに作っておいたほうが良さそうです。

以上です。あなたのPCのファイルが無事救助できますように……